所在地：東京都足立区

庭面積：94㎡（駐車場3台分含む）

テイスト：ロックガーデン

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　足立区の大通りから1本入った所に建つ戸建て住宅。元々この場所には環状八号線に面した家が建っていました。施主はご夫婦で、終のすみかとなる住宅が求められました。広すぎる敷地は分割し、2人が住む大きさに適した建物の設計を進めました。

　

　この住宅はチェロが趣味のご主人にちなんで「チェロ弾きの家」と名付けられました。

　老後の生活は家に居る時間も長くなりがち。室内に居るときも外の気配を感じられる家が必要です。この事を考慮し、チェロ弾きの家には各所に外の気配を感じられる工夫をしています。中に設けたパティオもその１つです。

　

　玄関先には広々としたデッキが広がり、それに対面するようにベンチが設けられています。ベンチに貼った深い青のタイルは白い外壁とのコントラストを引き立たせます。玄関や勝手口に行くまでのアプローチにはバリアフリーを考慮し、スロープを設けています。

　

　ご夫婦は植物好きではあるものの、なるべく手のかからないものが良いとの要望を頂いていました。モダンな住宅にマッチし、葉が落ちず、水やりも毎日必要のない物を考え、石をメインに取り入れたロックガーデンを提案しました。

　これは私たちにとって初めて作るロックガーデンでした。海外の本や植物屋さん、石屋さんなどに足を運び、情報や材料を集めながらデザインを進めた事を覚えています。

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　金属の格子に入っている石はフェザーロックというアメリカ生まれの軽石。床には大きな砕石をひき、ごつごつとしたイメージを表現しています。

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　植物

　アガベアテナータ , ユッカ , コルジリネ , フェツスカ , ユーカリ（アプローチの鉢植え）

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